タンパク質は幼児食に欠かせない

記事のイメージ画像

一般的に1歳から小学校入学前の6歳までを幼児期といい、1歳未満の乳児期に次いで体の発育が著しい時期でもあります。また、子供の成長は6歳までの食生活でほぼ決まると言われる程、この時期にとる食事はその子の体の成長や今後の食生活に大きく影響していきます。

幼児期は大人と同じ食事が食べられる

乳児期に比べると幼児期は圧倒的に活動量が増え、体の成長も著しく、小さい体の割には多くの栄養とエネルギーを食事からとる必要があります。この時期になると多くの親御さんは何をどの様にどれだけ食べさせればいいのか分からないという方も少なくありませんが、実際はそれほど神経質になる必要はありません。体を作る元となるタンパク質などの栄養素が豊富な幼児食用のレシピが載っている本なども今はたくさんあるのでそれを参考にしても良いですし、一般的にこの時期くらいになると大人が食べているものと同じものが食べられるようになるので、量だけ少なめにして与えても大丈夫ですよ。

意外と多い幼児に必要なエネルギー

ただ活動量が多く、体が成長段階な事もあってエネルギー源となる炭水化物や体を作る元であるタンパク質などの栄養素が不足しない様にする必要はあります。炭水化物は主食であるお米やパン、麺類や芋類などの食品、タンパク質は肉や魚、卵や大豆製品などに多く含まれています。子供の好きな甘いお菓子やジュースなどにも炭水化物は多く含まれていますが、こういった食べ物を与えすぎると食事の時間にお腹が一杯だったり、ご飯自体を拒否してお菓子しか食べない様になる事もあるので、お菓子やジュースは程々にして食事からしっかり栄養をとる事が重要です。

おやつで足りない栄養素を補給する

幼児期は体の大きさに対し必要なカロリーや栄養素が多く、食事だけで補うのは難しい場合も多くあります。そういう時は食事と食事の間におやつとして食べて補うようにしましょう。おやつと言ってもこの時食べるのはケーキやアイス、チョコレートなどのお菓子類ではなくあくまでも食事の一環として与えるものです。エネルギーとなる炭水化物が足りないのなら小さめのおにぎりを、タンパク質が足りないのなら牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品を食べさせるとタンパク質だけでなく子供に不足しがちなカルシウムも同時に補う事が出来ますよ。また、野菜嫌いの子やビタミン、ミネラルなどの微量栄養素が不足しがちな場合には野菜と果物、牛乳などのミキサーにかけてスムージーにすると飲みやすくてお勧めです。

まとめ

親御さんの中にはきちんとして幼児食作りなど子供の食育を頑張り過ぎて、疲れてしまう方も少なくありません。幼児食だけでなくある程度大人と同じ食事もとれるようになってくるのでそんなに頑張り過ぎなくても大丈夫ですよ。

タンパク質は幼児食に欠かせない